VR内覧システムROOV walkは今後のマンション販売においてマスターしておくべきツール。

モデルルームはオプションや装飾が入っていたり実際に検討する部屋タイプよりもかなり広かったりと、現実的なイメージがわかないと言われるお客さまが多いのですが、モデルルームはあくまでもモデルルーム。VR内覧システムのROOV walkをご覧いただくことで「空間や生活のイメージが実感できた」と喜んでいただけることが多いですね。お客さまの物件への感度が抜群に良くなる印象を受けます。
当物件は2次・3次取得者層が多いのも特徴で、見たことも住んだこともない間取りを、実物を見ずに決められないというお客さまもいらっしゃるのですが、そういった方でもROOV walkをご覧いただくことで購入を決めていただけたのは驚きでした。

営業としてどの部屋タイプにするか悩んでいるお客さまに、ある部屋タイプをおすすめしたいという場面があるのですが、ROOV walkがあれば「このタイプではこんな生活イメージで、こちらのタイプならこんな生活イメージですね。どちらがお二人の生活のイメージに合いますか？」と、あれこれご説明することなくひと目でイメージしていただけます。ROOV walkを並べて表示する機能が非常に便利で、皆さん本当に部屋同士を並べて見て、比較した気分になるようです。

ROOV walkを見ながら、「ここから帰ってきて、こうエントランスに入って、玄関を開けるとこんな感じに眺望が見えます」といったように、周辺環境とリンクさせて生活をイメージしていただくことが多いです。シンプルに「ここに住みたい」と思っていただけることで、購入決断に至っていただける。おすすめしたいタイプに寄せた提案はするのですが、お客さまご自身で決めたという納得感や物件への愛着を醸成できます。

成約率は平日にどれだけお客さまと連絡を取れるかが関わってくるのですが、1回もつながらないお客さまと2回3回とつながるお客さまとではやはりご成約率が全く違います。メールアドレスを教えていただけると電話がつながらなくても連絡が取れるのですが、接客終了時のアンケートにメールアドレスを書いていただけないケースも多い。そういったときに、「いろいろな間取りがありますので…」と、ちらっとROOV walk見せながら「こちらをメールで送らせていただきますね」とお話しすると、皆さんすぐにメールアドレスを教えていただけます。ROOV walkのURLをお送りしたあと、「お送りしましたがご覧になれましたか？」とお電話できるので、コミュニケーションのきっかけになっていると感じます。これは営業フローの中に組み込んで実施しています。

繰り返しになりますが、ROOV walkによってこうしたコミュニケーションが取りやすくなることでお客さまの感度が上がるのだと思います。インテリアをレイアウトすると、「あっこんな感じなんだ」「こっちはどんな感じかな？」とお客さまがどんどん物件にのめり込んでくださる。私たち営業としても、ROOV walkに触れているときのお客さまの興味の持ち方で、真剣に見ている方、流しで見ている方…と、どれ位物件を気に入ってくださっているのかがわかります。流しで見ている方であれば、「何かが足りないな、接客を立て直さなきゃいけないな」とその場で切り替えることができる。テストクロージングのような役目も担ってくれています。体感的にROOV walkのあるなしで約5%は歩留まりが違ってきますね。

ROOV walkは「ここに住みたい」と思わせる、より具体的な生活イメージ作りだけでなく、追客手法のひとつにもなっており、今後も営業活動に欠かせない武器のひとつ。お客さまの反応が良くなり、私たち自身が助かる、今後のマンション販売においてマスターしておくべきツールだと思っています。