For Mansion
現場の評価を一変させたチェックバックツール「ROOV check」 – 制作フロー最適化の秘訣は3Dデータの先行FIX –
#効率化

東急不動産株式会社
住宅事業ユニット 首都圏住宅事業本部 販売部 販促グループ 新井 麻衣子 様
ROOV walkやパースといった3Dコンテンツ制作において、関係者間のスムーズなコミュニケーションとスピーディーな意思決定は、プロジェクト成功の鍵となります。
スタイルポートが提供する「ROOV check」は、3D空間上に直接コメントやファイルを添付できる独自のチェックバックツールです(特許審査中)。Webブラウザから手軽にアクセスができ、制作物の確認・修正指示を直感的かつ効率的に行うことができます。
東急不動産株式会社の新井様は、関係者向けにROOV checkの説明会を実施することで、チェックバックの円滑化を実現。また、3Dデータを先行して確定させることで、制作物の効率化を図り、プロジェクト全体の最適化を推進されています。
本インタビューでは、従来の制作フローとの違いや関係者からの反響、具体的な効率化の取り組みについて、詳しくお話を伺いました。
1.従来のVRツールとの違いを実感。誰が何を確認して、どう対応したのか一目瞭然
中村: 本日はお忙しい中ありがとうございます。早速ですが、従来、3DCGコンテンツのチェックはどのように行われていたか、教えていただけますでしょうか。
新井様: 以前は、図面チェック会のように関係者が集まって確認したり、メールでPDFを共有しながら進めていたと聞いています。
ROOV walkを導入したブランズ芝浦では、当初、他社様のVRツールで外観・共用部・専有部を制作していました。しかし、メールのやり取りや対面でのチェック会を何度も繰り返したり、必要書類の指示も不明確で、進行が非常に大変だったようです。
その後、ROOV walkで追加の専有部を制作することになったのですが、計画担当からは「またあの大変な確認作業をやるのか」と猛反発がありました。しかし、実際にROOV checkを使ってスタイルポートさんと制作を進めたところ、計画担当者から「現場の人が、すごいやりやすいって言ってますよ」「最初からROOVがよかった」と高評価を得ることができました。
新井様: ROOV checkは、修正指示の履歴も全て残るので、誰が何を確認して、どう対応したのかが一目瞭然です。メールのように「あの指示、どのメールだったっけ?」と探す手間もありませんし、全員の進捗を把握できるのが便利ですね。
中村: ROOV checkは、まさにそういった課題を解決するために開発したツールです。とはいえ、ご利用される皆様にとっては初めて使うツールですので、スムーズに利用いただくためには事前のご案内なども必要かと思います。どのような方法を取られていますか?
新井様: そうですね。関係者(計画担当や、施工・設計会社)に集まっていただき、説明会を開くようにしています。アナログな文化が根強い現場も多いので、「ツールを導入したので、あとはよろしく」ではうまくいきません。誰が、いつまでに、何をするのか。顔を合わせて目的とスケジュールを共有することで、皆が安心してプロジェクトを進められると考えています。
時間や場所を問わず、いつでも各自が確認できるようになったことで、移動時間や日程調整の手間がなくなりました。目に見えないコストや労力まで含めると、相当な削減効果があったと感じています。
2.柔軟な対応と、期待を超える品質
新井様: スタイルポートさんの柔軟な対応と、CGコンテンツの品質の高さもありがたいと感じています。「動画にBGMをつけたい」といった、他社様だと対応に時間がかかってしまう要望も、親身に相談に乗っていただき対応も早いので、非常に心強いです。
以前は「他社のCGの方が綺麗」という意見も社内でありましたが、ブランズ白金台五丁目で制作いただいた動画とパースは、他社様と比較しても全く遜色のないクオリティで、コストも圧倒的に抑えることができました。
横田: ありがとうございます。ROOVは、同じ3Dデータから動画やパースを切り出すことができるため、コストを抑えつつ高品質なコンテンツをご提供できるのが強みです。それぞれの制作コンテンツは、各物件のニーズに合わせて、柔軟に対応することも心がけています。
3.制作効率の鍵は、3Dデータの先行FIX
横田: 事前説明会に加えて、チェックバックのプロセスを集約される工夫も、制作物全体の効率化に繋がっていると感じます。そのあたりはいかがでしょうか。
新井様: はい。以前の物件で、動画とパースを先行して作ったのですが、その後のROOV walkのチェックバックで修正が発生し、結果的に動画やパースを作り直すという手戻りが発生してしまいました。
設計担当や施工会社の方々は、パースや動画よりも、3Dの方が空間全体を詳細に確認される傾向があると感じています。本物の模型を見るような感覚で、細部までチェックしてくださるんです。
そこで次の物件では、3Dデータを先行して制作した後、動画やパースを制作するという流れを取り入れました。
中村: 私ども制作側としても、3Dデータを先行してFIXさせていただくのが最も効率的で、手戻りも少なく、結果的にコストメリットも大きくなると考えています。販売スケジュールとの兼ね合いでケースバイケースかと存じますが、新井様の取り組みは大変ありがたいです。
新井様: 最終的に「この木、なくなりました」といった変更が発生すると、既に完成しているパースや動画を作り直すことになり、非常にもったいないですよね。3Dで空間全体をFIXしてから他のコンテンツに展開する方が、結果的に全員の負担を減らせると実感しています。
4.ROOV checkへの期待。さらなる進化でコミュニケーションを円滑に
中村: 最後に、ROOV checkについて、ご要望や期待するポイントはございますか?
新井様: 添付できるファイルの容量や種類が増えると、設計担当の方々はさらに便利になるかもしれませんね。
中村: 貴重なご意見、誠にありがとうございます。ROOVは「3D空間でのコミュニケーションを円滑にする」というコンセプトから生まれました。いただいたご意見も参考に、3Dコンテンツ制作の全体最適化に貢献できるよう、今後も進化させてまいります。
For Mansion
#効率化

東京建物株式会社
「ROOV 全社採用」の舞台裏 。決め手は開発力と将来性への期待
For Mansion

東京建物株式会社 Brillia新百合ヶ丘
「立地だけではない魅力」をROOVで届ける。CS(カスタマーサクセス)との二人三脚で実現した、顧客の納得と決断を後押しする情報発信術
For Mansion

リストインターナショナルリアルティ株式会社 リストレジデンスセンター南パークサイドテラス
お客様目線で徹底的に練られた販売戦略。再来場を呼び込むROOVの活用方法と、スタイルポートと共に取り組んだ”源泉営業”の追客アクションとは
For Mansion