Press release
2024. 01. 29
【2024年問題に揺れるゼネコンは「デジタルツイン」 をどう捉えている?】 「デジタルツイン」の認知度は約3割! 「デジタルツイン」の活用目的Top3は「工期短縮」「コミュニケーション効率化」「コスト削減」 〜6割以上からデジタルツインが「2024年問題」の解決に有効との声!〜
住宅の3Dコミュニケーションプラットフォーム『ROOV(https://styleport.co.jp/roov/)』を開発・提供する株式会社スタイルポート(本社:東京都渋谷区、代表:間所 暁彦、以下スタイルポート)は、中堅〜大手ゼネコン(売上1,000億円以上の総合建設企業)に勤める会社員108名を対象に、ゼネコンの「デジタルツイン」に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。
■調査サマリー
■まとめ
今回は、中堅〜大手ゼネコン(売上1,000億円以上)に勤める会社員108名を対象に、ゼネコンの「デジタルツイン」に関する意識調査を実施しました。
まず、「デジタルツイン」について、「内容までよく理解している」ゼネコン従事者は約3割であることが分かりました。また、デジタルツインの活用が進んでいるという回答は24.1%で、活用の目的としては、「工期短縮」が61.5%で最多、次いで「コミュニケーション効率化」「コスト削減」が57.7%となっています。さらに、デジタルツインが「2024年問題」解決のために有効だと考えている人は60.2%にのぼり、活用によるメリットとして、「品質向上」(42.6%)、「コミュニケーション効率化」(33.3%)、「工期短縮」(32.4%)に期待を寄せていると回答しました。
今回の調査では、ゼネコンにおける「デジタルツイン」活用の実態が明らかになりました。建設業界では、「2024年問題」による人材不足の波が押し寄せており、DXによる生産性の向上と人員の最適化の必要性が高まっています。デジタル技術の一つとして近年注目されている「デジタルツイン」が、これらの課題の解決に繋がるのではないでしょうか。
▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://roovspace.wixsite.com/download
■過半数が「デジタルツイン」を知っている一方、内容まで理解しているのは約3割
「Q1.あなたは、「デジタルツイン」をご存じですか。(「デジタルツイン(DigitalTwin)」とは、現実空間の情報を、サイバー空間内に再現する技術のことです。)」(n=108)と質問したところ、「内容までよく理解している」が26.8%、「聞いたことはあるが、内容を理解していない」が30.6%、「聞いたこともないし、理解もしていない」が30.6%という回答となりました。
・内容までよく理解している:26.8%
・聞いたことはあるが、内容を理解していない:30.6%
・聞いたこともないし、理解もしていない:30.6%
・わからない/答えられない:12.0%
■職種別:「営業職」において特にデジタルツインの理解度が高いという結果に
■ゼネコンにおけるデジタルツインの活用状況、24.1%が「活用が進んでいる」と回答
「Q2.あなたのお勤め先における、「デジタルツイン」の活用状況を教えてください。」(n=108)と質問したところ、「活用が進んでいる」が24.1%、「活用を進めようとしているがまだ使われていない」が21.3%という回答となりました。
・活用が進んでいる:24.1%
・活用を進めようとしているがまだ使われていない:21.3%
・まだ使われておらず、使用を検討中:13.9%
・使う予定がない:17.6%
・わからない/答えられない:23.1%
■職種別:「営業職」において、特にデジタルツインの活用が進んでいる実態
■デジタルツイン活用の目的、「工期短縮」「コミュニケーション効率化」「コスト削減」がTop3
Q2で「活用が進んでいる」と回答した方に、「Q3.「デジタルツイン」を活用している目的を教えてください。(複数回答)」(n=26)と質問したところ、「工期短縮」が61.5%、「コミュニケーション効率化」が57.7%、「コスト削減」が57.7%という回答となりました。
・工期短縮:61.5%
・コミュニケーション効率化:57.7%
・コスト削減:57.7%
・品質向上:53.8%
・顧客満足度の向上:46.2%
・トラブル・リスクの予測/回避:38.5%
・ナレッジの共有・蓄積:30.8%
・提案・企画の品質向上:30.8%
・その他:3.8%
・わからない/答えられない:0.0%
■職種別:「コミュニケーションの効率化」が主な目的の他職種と比較して、営業職は「工期短縮」の目的が強い
■具体的なデジタルツインの活用場面、「シミュレーション」や「リモート検査」など
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した目的について、具体的にどのように、「デジタルツイン」を活用しているか教えてください。(自由回答)」(n=26)と質問したところ、「シミュレーション」や「リモート検査」など17の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・44歳:シミュレーション。
・59歳:リモート検査。
・59歳:施行事例の共有。
・58歳:人流の把握、エネルギーロスの推進。
・46歳:図面ではわかりにくいものを3次元で表現する。
・31歳:コミュニティの構築。
■デジタルツインは「設計段階」「施工/施工管理段階」でメリットあり
「Q5.「デジタルツイン」は、どの業務の段階でメリットがあると思いますか。」(n=108)と質問したところ、「設計段階」が23.1%、「施工/施工管理段階」が23.1%という回答となりました。
・企画開発段階:19.5%
・設計段階:23.1%
・施工/施工管理段階:23.1%
・営業/販売段階:7.4%
・建物・施設の管理/保守段階:9.3%
・わからない/答えられない:17.6%
■6割以上から、「デジタルツインは2024年問題解決に有効」との声
「Q6.「デジタルツイン」は2024年問題の解決のために有効だと思いますか。」(n=108)と質問したところ、「非常にそう思う」が19.5%、「ややそう思う」が40.7%という回答となりました。
・非常にそう思う:19.5%
・ややそう思う:40.7%
・あまりそう思わない:14.8%
・全くそう思わない:1.9%
・わからない/答えられない:23.1%
■全職種が「デジタルツインは2024年問題解決に有効」と期待
■デジタルツイン活用によるメリット、42.6%が「品質向上」に期待
「Q7.今後、「デジタルツイン」を活用することで期待するメリットを教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「品質向上」が42.6%、「コミュニケーション効率化」が33.3%、「工期短縮」が32.4%という回答となりました。
・品質向上:42.6%
・コミュニケーション効率化:33.3%
・工期短縮:32.4%
・トラブル・リスクの予測/回避:30.6%
・顧客満足度の向上:30.6%
・提案・企画の品質向上:27.8%
・コスト削減:14.8%
・ナレッジの共有・蓄積:14.8%
・その他:0.0%
・特にない:7.4%
・わからない/答えられない:11.1%
■調査概要
調査概要:ゼネコンの「デジタルツイン」に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年1月9日〜同年1月10日
有効回答:中堅〜大手ゼネコン(売上1,000億円以上の総合建設企業)に勤める会社員(営業担当者21名、企画/設計担当者28名、施工/施工管担当者51名、施設管理/保守/メンテナンス担当者7名、未回答者1名)108名
回答者の対象事業(回答者数):マンションデベロッパー(46名)、ハウスメーカー、戸建て事業者(29名)、都市開発事業者(61名)、商業施設開発事業者(58名)、公共インフラ受託事業者(49名)、リゾート開発事業者(40名)、物流倉庫(51名)、ホテル、レジャー施設開発事業者(47名)、その他(6名)、未回答(6名)
※回答者の対象事業における回答者数については、当てはまるもの全てをご回答いただいているため、合計しても必ずしも108名とはなりません。
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社スタイルポート」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://styleport.co.jp/roov/
■デジタルツインで建設・不動産業界のDXを牽引する。「株式会社スタイルポート」について
建物が完成するまで、従来は図面を見ながら合意形成をしていましたが、図面だけではイメージがしにくく、特に規模の大きな建物においては、利害関係者も多く、合意形成まで時間やコストがかかります。昨今は、BIMの活用により、完成形をイメージしやすい3D画像によって合意形成を行うケースが増えていますが、BIMはデータ量が重く、WEBブラウザ上でのやりとりは困難です。3Dコミュニケーション・プラットフォーム『ROOV』であれば、WEBブラウザ上で、誰もが、いつでも、どこでも、簡単に3D画像による確認ができ、合意形成をサポートします。
《スタイルポートの「デジタルツイン」とは》
仮想空間上に再現したデジタルツインによって、いつでも・どこにいても・誰とでも簡単に空間イメージを共有し、コミュニケーションを拡張。これによって、空間理解の障壁であった、時間・場所・経験による制約からユーザーを解放します。
同時にコミュニケーションを可視化し、デジタルツイン上に関連づけて整理記録された情報プラットフォームを構築します。
詳しくはこちら:https://styleport.co.jp/
■会社概要
会社名 :株式会社スタイルポート
設立 :2017年10月11日
代表者 :代表取締役 間所 暁彦
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道322号室
事業内容:建築・不動産マーケットにおけるITソリューションの開発および提供
URL :https://styleport.co.jp/